札幌国際、キロロ、朝里川 3スキー場が連携 まず共通リフト券

札幌国際(札幌市)、キロロ(後志管内赤井川村)、朝里川温泉(小樽市)の3スキー場は、厳しさが続くウインタースポーツの“復活”を目指し、今冬から共通で使えるリフト券を導入、シーズン券購入者向けのサービスも始める。経営母体も山も違うスキー場の連携は珍しい試みで、来年度以降の循環バス運行も検討するなど、ニセコや富良野などと並ぶスキーエリアの形成を狙う。

 三スキー場はそれぞれ札幌市内から日帰り圏内にあり、車で行き来しやすい位置関係にある。連携は今冬から朝里川温泉スキー場を運営するホテル・リゾート運営のアンビックス(札幌)が、他の二スキー場に呼びかけて実現した。

 共通リフト券は三枚つづりで、札幌国際とキロロで五時間券、朝里川温泉では八時間券と引き換えられる。

 価格は一万円以内で検討しており、個々に買うより最大で二千円近く安くなる。十二月中には道内のコンビニエンスストアで販売を始める予定だ。

北海道新聞 - 2006/12/1