温かみのある"炭"アート 湯村温泉で展示会


大阪を拠点に活動している兵庫県豊岡市出身の炭アーティスト、但馬梵彩(ぼんさい)=本名・西田直司=さん(47)の作品展示会が新温泉町湯の「なごみカフェ夢や」で開かれ、観光客らの目を楽しませている。十七日まで。

 同店でのアート作品展示会は初めてという。店内に十点の作品を展示。赤い花びらがまかれた白い砂利の上に二つの大きな炭の塊を配置した「枯炭水」、細長い炭とドライフラワーを一緒に花瓶に生けてオブジェとした「明日」など、炭独特の色や温かみを利用した作品が並び、見る人を和ませている。

 梵彩さんはデザイン会社を経営する傍らアート作品を制作。関西の百貨店などで展示会を開いているほか、炭を使った内装デザインも手掛けている。

日本海新聞 - 2006/12/1