新温泉いい湯だな 萩市の旅館「萩本陣」 露天、サウナなど計14種


日帰り温泉で山口県萩市椿東の旅館「萩本陣」(松村孝明社長)に1日、新しい大型温泉施設「湯屋街 湯の丸」がオープンした。萩城下町をイメージした構造で、男女各7種類の湯を楽しむことができる。

 新浴場は、本館に隣接して建てられ、木造平屋約960平方メートル。萩城跡の石垣や土塀をイメージした露天風呂、庭園の風情を満喫する内湯、ジェット風呂、優しい香りが立ちこめる「香りの間」、サウナなどを備える。「紅葉(もみじ)の湯」「椿(つばき)の湯」と名付け、時間帯で男女が入れ替わる。

 岩盤浴や貸し切り露天風呂もある。温泉は地下2000メートルの深層からくみ上げ、イオン含有量が多いカルシウム・ナトリウム塩化物泉。総事業費は約3億5000万円。

 日帰り料金は、午前11時‐午後4時が900円(小学生以下半額)、午後4時‐同10時が1200円(同)。同旅館では「萩の新しい温泉郷。日帰りやシーズンオフのお客さんを多く呼び込みたい」と意気込んでいる。

 問い合わせ先は、萩本陣=0838(22)5252。

西日本新聞 - 2006/12/2