湯の街彩る「水引門松」 山中温泉にお目見え

 加賀市山中温泉の新年の観光客を迎える「巨大創作門松」が九日、同温泉の総湯「菊の湯」前にお目見えした。紅白の割り竹でつながれた二基が市民や観光客の注目を集めている。

 門松は「山中の日の出」と題し、温泉街を草月流のアートで彩る山中商工会の催しの「花回廊」(北國新聞社後援)の一環として作られた。

 制作は草月会東京本部の指導で山中商工会青年部の約十人が七日から進めてきた。割り竹を使った直径一・六メートル、高さ二メートルのおけ形の鉢二基の中に高さ八メートルのモウソウチクとマツを配した。白色と赤色に塗り分けた割り竹を水引のように湾曲させながら仕上げた。

 総湯を訪れた市民からは「正月らしい華やいだ雰囲気がする」などとの声も上がった。門松は来月三日まで飾られる。

北國新聞 - 2006年12月9日