有馬温泉に2件の大手参入 客室2割増、競争激化へ

有馬温泉で、大型会員制リゾートホテル進出計画が進んでいる。富裕層がターゲットで、うち一つは二〇〇九年春にも開業予定。有馬の旅館、ホテルの部屋数は一千四百七十室だが、二施設が開業すれば計約二割増と競争激化は必至。温泉を一望できる高台に建設される予定で、景観やまちづくりへの影響も考えられる。進出を計画するのは、東急不動産(東京都)とリゾートトラスト(愛知県)で、全国でリゾートホテル事業を展開する。
東急不動産は、同市北区有馬町字杉ケ谷の約一万二千四百平方メートルに、ホテルを計画。
〇九年春の開業を目指す。 リゾートトラストは、同温泉北西の同市北区有馬町字ウツギ谷に用地を確保。
有馬温泉では保養所を除き、旅館と五つの会員制ホテルが営業。