武雄温泉楼門ですす払い=師走2006


武雄市の国重要文化財・武雄温泉楼門で、1年間の汚れを落とす「すす払い」が14日あった。そろいのハッピを着た従業員が、ササ竹を使った昔ながらのやり方で、軒下などのほこりを払い落としていた。

 この日は、楼門や温泉新館を含めた同温泉施設の年に1度の休業日。昨年、国重文に指定された楼門では、手の届かない軒下や側面を器用にササ竹で払い、館内浴場も「来年も気持ちよく入浴してもらいたい」と、デッキブラシなどで丁寧に磨き上げた。

 同温泉は地域のお風呂として親しまれるほか、福岡、長崎など県外からも入浴客が訪れ、今年の利用者は約46万人。元日は初湯開き式典の後、午前6時半から営業する。

【写真】ササ竹で楼門のほこりを払い落とす従業員=武雄市の武雄温泉楼門

佐賀新聞 - 2006年12月14日