くびき野温泉開発、福祉タウン計画

新潟県上越市の土地区画整理事業で、地元企業が中心となって一帯を「福祉タウン」として開発する計画が進んでいる。
企業や地権者の農家が出資して設立したくびき野温泉開発(上越市、丸山隆志社長)が30日に温泉を利用した銭湯を開業。隣接地では有料老人ホームなどの建設が始まった。今後も病院施設の誘致など高齢化時代に対応した開発に取り組む。  
北陸自動車道の上越インターチェンジ付近の下門前地区で開発が進む。開業する銭湯「門前の湯」は、敷地面積3000平方メートルの場所に建てられた。
銭湯は地下からくみ上げた温泉を利用する。くびき野温泉開発が地権者から土地を購入したり借りて運営する。くびき野温泉開発は丸山社長が社長を兼務する不動産業の久比岐開発(上越市)やリサイクル業の富山物産(上越市、飛田尚文社長)など地元企業約20社と農家11人で設立した。  
温泉掘削など初期投資は約3億円。入浴料(タオル、サウナなど別料金)は390円で、客単価は450円を想定し、1日500人の来客を見込む。
日本経済新聞 - 2007/1/30