湯祈とうし恵み願う 松山・道後で温泉まつり


 道後に春を呼ぶ「道後温泉まつり」(同実行委主催)が19日、松山市道後湯之町の道後温泉本館周辺で始まった。初日は湯祈とうや湯の奉納などで、温泉の恵みに感謝した。21日まで。

 本館北側の「玉の石」前で行われた湯祈とうには、旅館や商店街関係者、道後中生徒ら約60人が出席。約300年前の宝永の大地震で温泉の湯が止まった時、神社へ祈とうしたことに由来する伝統行事。観光客らも神事を見守っていた。

 神事の後、邪気払いの大魔(だいば)や湯みこし、稚児行列を先頭に関係者が商店街などを練り歩き、湯神社に湯を奉納した。

愛媛新聞 - 2007/3/19