日帰り温泉、みはらしの湯がリニューアルオープン


 老朽化に伴う改修工事を行っていた伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」が21日、リニューアルオープンした。この日を待ち望んでいた常連客などが開館と同時に来場し、久しぶりの温泉を楽しんだ。

 昨年10月に天井のアルミ材が落下する事故が発生した同施設では、利用者の安全を確保するために早期改修計画を策定。今月1日から20日間の日程で改修工事を進めていた。

 今回の工事では、腐食が進んでいた天井の釣り金具をさびにくいステンレス製のものに取り替え。天井板も新しいものにした。また、腐食対策として新しい換気扇を増設。漏水していた浴槽の補修、一部屋根の塗装、畳の入れ替えなども行い、リニューアルオープンとなった。総事業費は約2400万円。

 この日は、先着500人にみはらしファームとれたて市場の生産者が手掛けた鉢植えの花を贈呈。市内に住む常連夫婦は「健康的なお風呂で見晴らしも良く、リラックスできる。これからは健康のためになるべく来たい」と語った。伊那毎日新聞 - 2007年3月21日