温泉、おろしそば堪能も29日に旧北陸線跡を歩こう

今庄から敦賀の旧北陸線跡を歩く「旧国鉄北陸線ウオーキング大会」が29日、福井県南越前町今庄、今庄総合事務所前広場を出発点に開かれる。現在のJR北陸線より西に走った旧国鉄線跡をたどりながら、昔の蒸気機関車の車窓とほぼ重なる最長30キロの秋の景色を楽しむ。

 旧国鉄線は、現在はほとんどが県道になっているが、赤れんがの山中トンネル(南越前町?敦賀市)など、蒸気機関車が通っていた40年以上前の姿をとどめている場所も多い。

 山中トンネル近くでは、元国鉄機関士数人が待ち受け、急こう配を上るため折り返しの線路を設けたスイッチバックの跡地などを説明。出発前には、ふれあい会館(事務所前広場)の写真展鑑賞もでき、蒸気機関車の走った姿を確認できる。

 実施するのは30キロ、22キロ、15キロ、9キロの4コース。いずれも午前8時集合、同9時に出発し、30キロコースは午後4時前後にJR敦賀駅に到着、解散する。ほかのコースは目的地に到達後、主催者運行のバスで総合事務所前へ。途中、温泉、おろしそばを堪能する。

 大会は、蒸気機関車の廃止40年を記念して始まり、ことしで4回目。参加費は30キロコースは500円、ほかの3コースは中学生以上1800円、小学生以下1300円。申し込みは、20日までに町今庄観光協会=電0778(45)0074=へ。


中日新聞 - 2006年10月18日