湯田川温泉 目抜き通り「足湯」登場


温泉で鶴岡市の湯田川温泉に「足湯」が整備され、20日から利用が開始された。湯田川温泉では初めてで、観光客や地元住民の憩いの場として多くの人に利用されることを期待している。
 湯田川温泉観光協会(大塚勝夫会長)が温泉街の活性化につなげようと整備した。場所は温泉街の目抜き通りに面した共同浴場「正面湯」の向かい。

 旧七内旅館跡地の一角を利用した敷地(約33平方メートル)に広さ1・2メートル四方、深さ約30センチの湯船を設置した。旧七内旅館の建物に使用されていた梁(はり)や瓦(かわら)などを再利用して建てたあずまやを備え、周囲には玉砂利を敷くなどし、湯田川温泉街の風情にあわせた趣。

 プレオープンした19日はさっそく観光客などが“足休め”に訪れ、地元の人たちと談笑していた。奈良県から女性2人で訪れた観光客は「湯田川は足湯がないと思っていたので入れてうれしい。歩いた疲れも取れるし地元の人と語り合うのも楽しい」と話し、足湯でのんびりした時間を楽しんでいた。

荘内日報 - 2006年10月20日