温泉客を出迎えよう 阿智・昼神温泉で葉ボタン植樹


長野県阿智村の昼神温泉まちづくり委員会は14日、温泉街を訪れる人に楽しんでもらおうと、国道256号沿いの花壇に葉ボタンを植樹した。同村春日の知的障害者通所授産施設「夢のつばさ」の通所者が育てた葉ボタンで、植樹にも参加した。

 昼神温泉まちづくり委員会は、温泉街の旅館関係者、地元住民、村議らで構成。植樹したのは、公共温泉施設「湯ったりーな」前に設けられた約40メートルの花壇で、春にはマリーゴールドを植えている。

 植樹には、昼神温泉まちづくり委員会のメンバーと通所者のほか、職場体験で施設を訪れていた阿智高校の生徒も加わり、計約40人が参加。紫、緑、白の葉の取り合わせが美しい約170株を丁寧に植えていった。通所者の嘉藤麻美さん(18)は「育てるのが大変だったので、きれいに植えられてうれしいです」と満足そうだった。

 (中西康)

中日新聞 - 2006/11/15