下田観光“一歩ずつ” ノルディックウオーキング

静岡県下田市で2日、「海洋浴」とヨーロッパで人気の「ノルディックウオーキング」を組み合わせた健康ウオーキング大会があった。市内のビッグシャワー実行委員会(増田健太朗会長)が、海のオゾンを浴びながら行うノルディックウオーキングを普及させ、下田観光に役立てようと開いた。

 ノルディックウオーキングはつえ(ポール)を持って歩く最先端のフィットネスウオーキングで、フィンランドで平成9年に発表された。腕や上半身の筋肉を使う全身運動の一方、足や腰の負担が少ないためお年寄りにも気軽にできる。日本でもすでに森林浴と組み合わせて普及が始まっているという。

 ビッグシャワー実行委員会は「海洋浴版」を目指し、日本ノルディックウオーキング協会公認のインストラクターライセンスを8人が取得。NPO法人(特定非営利活動法人)「下田にぎわい社中」と初イベントを試みた。

 下田市柿崎のまどが浜海遊公園から爪木崎までの約10キロコースに、市民ら36人が参加。ハリスの小道など海岸景色を楽しみながら約3時間かけてウオーキングした。

産経新聞 - 2006/12/3