しし鍋列車で舌鼓 樽見鉄道が今季初の運行


車窓に広がる冬景色を眺めながら、昼食にイノシシのボタン鍋など地元産の料理を楽しむ樽見鉄道(大垣?樽見駅間)の恒例企画「しし鍋列車」が3日、今季初運行され、約25人が参加。湯気の立つみそ味の鍋に舌鼓を打った。

 今季は今月14日から来年3月22日までの毎週木曜日(祝日、年末年始を除く)に定期運行を予定。ただ団体客は木曜以外の運行にも応じており、この日の運行は「鉄道ファン」という春日淳一関西大経済学部教授(63)と、ゼミの3、4回生が参加して実現した。4回生の西井亮治さん(22)は「臭みもなくておいしい」と鍋の肉をほおばっていた。

 「来年のえとはイノシシ。盛況にしたい」と経営難の樽見鉄道。1人5500円の予約制で、うすずみ温泉の入湯券なども付く。問い合わせは樽見鉄道=0581(34)8039=へ。

 (相馬敬)

中日新聞 - 2006年12月3日