健康増進施設の当初計画断念/南相馬市

南相馬市は、見直しを進めてきた鹿島区烏崎字牛島地区の複合型健康増進施設整備事業について、当初計画での事業実施を断念する方針を4日までに固めた。

同日、市議会全員協議会で渡辺一成市長が示した。

市は9月以降、コンサルタント業者を変えて事業の見直しを進めた。

その結果、施設運営費が当初見込んでいた年間約2500万円から約8800万円に増え、断念を決めた。

複合型健康増進施設整備事業は牛島開発整備事業の一環で、合併特例債を活用した重点公共事業。

同一施設内に海水を利用して健康増進を図るタラソテラピー機能と温浴機能を設ける計画。

温泉はすでに掘削されており、牛島開発整備事業ではパークゴルフ場などを作る漁業集落環境整備事業などが進んでいる。

福島放送 - 2006/12/5