達人に聞く「おとなの温泉旅」


 テレビ番組や雑誌、ガイド本など、毎日どこかで温泉情報がにぎわうほど日本人は温泉好き。しかし、意外とその奥深さを知る人は少ない。そんな「温泉好きの温泉知らず」にならないためのQ&A形式の指南本『入門 おとなの温泉旅ドリル』(ダイヤモンド社刊)が出版された。企画編集・執筆を担当した温泉評論家の石川理夫さんに温泉知識の手ほどきを受けた。

 「湯治は日本ならではの文化か?」 答えは「×」です。

 温泉と聞くと、日本特有の文化だと思っている人が多いのですが、世界中に温泉はあり、温泉の恵みによって心身を癒やすことができる湯治場も世界各地に点在しています。ということで、湯治文化は世界共通。もちろん、日本は温泉地や湯元の数、泉質の多彩さや温泉資源の豊かさ、そして利用度では世界一です。

スマートウーマン - 2006/12/7