鳴子温泉地区の鳴子の米はおにぎりに最適/宮城県(12月18日)


宮城県大崎市の鳴子温泉地区の農家、旅館、飲食店関係者らで組織する「鳴子の米プロジェクト」は17日、山間地向けに開発した稲「東北181号」の試食会を開いた。中山間地域の農家が、付加価値のついた米を有利販売できるようにと宮城県が開発した稲。参加者はおにぎりにして味わった。

 中山間地域が大部分を占める鳴子温泉地区は、来年度から始まる品目横断的経営安定対策の対象にならない農家が多い。このため、特徴のある米作りで生き残ろうとする地域からの要望で、県古川農業試験場が「東北181号」を開発、今年3戸の農家で合わせて30アール試験栽培した。

日本農業新聞 - 2006/12/18