ながぬま温泉などで販売-桃色どぶろく 長沼・阪農場で新発売

 【長沼】自家生産米でどぶろくを製造、販売している町内西二線北一二の阪農場(阪正光(さかせいこう)社長)が、アルコール度数を抑えて飲みやすくした、ピンク色が特徴の新商品を売り出した。「どぶろくになじみのない人や女性にも楽しんでもらいたい」とPRしている。

 阪農場は「一魂(いっこん)」の銘柄で、すでに「普通」「甘口」「もち米」の三種類を販売している。新商品は発酵させると、ピンク色になる特別な酵母で作った「桃色タイプ」で、アルコール度数は「普通」が13%なのに対し5%と低く、甘酸っぱさが特徴。「アルコール分は十分あり、大人用の甘酒といった感じです」と阪さん。結婚式などのお祝い用に購入していく客が多いという。

 価格は四種類とも七百二十ミリリットル入り千三百円、二百ミリリットル入り三百八十円。Aコープながぬま店、ながぬま温泉などで販売している。

 これに併せ、化粧箱に入った贈答用セットも売り出した。二本入り三千円、三本入り四千三百円。問い合わせは阪農場(電)0123・89・2026へ。

 長沼町は国の構造改革特区で「どぶろく特区」に認定され、阪さんらコメ農家三人が今年六月に免許を取り、それぞれ独自のどぶろくを作り、夏ごろから売り出している。(荒木太郎)

北海道新聞 - 2006/12/20