平湯温泉スキー場、例年近いにぎわい

 雪不足でオープンが大幅に遅れた高山市奥飛騨温泉郷平湯の平湯温泉スキー場が、例年に近いにぎわいを見せている。正月三が日の利用客は例年の約8割にあたる約1300人。5日も県内外の親子連れら、約300人がスキーを楽しんだ。
 同スキー場は予定より12日遅れて、昨年12月29日にオープン。現在、積雪40センチで、ようやく上級者コースを除いて滑走可能になった。
 愛知県春日井市から家族で来た小学2年の西川雄君(8つ)は「上の方はまだ土や岩が出てるけれど、なだらかだし結構滑りやすい」と、朝から滑走を楽しんだ。
 センター長の川上智洋さん(31)は「平日で利用客数が落ち着くかと思ったが、予想より多い。1メートル以上積雪があった昨年に比べれば少ないが、これからです」と話し、週末に予想される降雪に期待する。
 同スキー場近くの平湯大滝も、暖冬のため結氷するペースが遅め。例年より多くの岩肌が露出しており、2月15日から始まる「平湯大滝結氷祭り」に向け、これから装いを整えていく。 (田中綾音)
中日新聞 - 2007/1/6