上諏訪温泉で芸者学校を開校

上諏訪温泉は長野県諏訪市の諏訪湖のほとりにあり、日本一高く吹き上げる間欠泉で有名な温泉地です。日本最古の温泉保養施設があるところでもあり、温泉地としての歴史は古いのです。また、JR上諏訪駅構内には温泉が設置されていますので、電車から降りてホームで入浴できるユニークな駅があることでも知られています。

この上諏訪温泉も昭和30年代は芸者さんが300人もいたそうですが、現在の芸者の数は5人になってしまいました。そこで上諏訪温泉をかっての「三味線が響く街」のにぎわいを取り戻そうと諏訪大手見番協同組合が、来年の4月に芸者の養成学校を作ろうと準備を進めています。

芸者学校の校舎は芸者の取次所として使っていた「大手見番」を改装して「諏訪大手見番邦楽学園」という名称の学校にします。先日は現役の芸者が三味線や踊りを行って校舎のお披露目をしました。生徒は年明けにホームページを開設して募集し、講師の芸者が三味線や長唄、踊りなどを教えてくれるそうです。

初々しい芸者さんが生まれて、上諏訪温泉が賑やかになるといいですね。芸者さんに三味線や踊りを教えていただくだけでも修行になるような気がします。