ぷかぷかい〜香り 晩白柚風呂スタート 日奈久温泉街


ぷかぷかい〜香り 晩白柚風呂スタート 日奈久温泉街

 八代特産の晩白柚(ばんぺいゆ)を湯船に浮かべる「晩白柚風呂」のサービスが15日、八代市の日奈久温泉街で始まった。各温泉施設では初日から、ほのかに甘酸っぱい香りが漂い、年末の風物詩として入浴客をもてなしている。

 日奈久温泉旅館組合(伊藤輝充組合長)が7年前から実施している恒例行事。今年は地元農協や八代市の協力で計400個の晩白柚が用意された。日奈久温泉旅館組合加盟15施設で来年1月末まで行われる。

 八代市日奈久中町の「あたらし屋旅館」ではこの日午後、若い女性グループが今年最初の晩白柚風呂を楽しもうと来館。湯船につかりながら、ぷかぷか浮かんだ直径20センチ前後の晩白柚の香りを楽しんだり、素肌への効能を確かめるなどして、満喫していた。

【写真】晩白柚が浮かぶ温泉につかる女性客たち

=2006/12/16付 西日本新聞朝刊=