「エンマ様ご苦労様」登別温泉で閻魔堂大掃除


登別市登別温泉町の極楽通り商店街振興組合(玉川裕史理事長)のメンバーが15日、メーン通りの巨大カラクリ山車・エンマ大王が安置されている閻魔(えんま)堂の年末大掃除を行った。「1年間、ご苦労さまでした」の感謝の思いを込め、丹念に汚れを落とした。

 立ち上がると6メートルになるエンマ様のカラクリ山車は、第30回の地獄まつりを記念して平成5年に登場。毎年夏の一大イベントに登場、慈悲と憤怒の形相が一瞬で変わり、毎回観光客の度肝を抜いている。普段はメーン通りの一画にある閻魔堂に安置。エンマ様は年中無休で働いており、夏は1日6回、冬は5回、地獄の審判を下し人気を集めている。

 この日はメンバー約10人が、特製の長いモップやホウキ、ぞうきんなどを使い、「お疲れさま」とばかり、ゴシゴシ。きれいさっぱりになって年末年始温泉街を訪れる観光客を迎えよう、と1年間たまったほこりなどをせっせと落としていた。

【写真=閻魔堂の1年の”アカ”を落とすメンバー】 

室蘭民報 - 2006/12/16