道後温泉駅前街区など景観整備へ 松山市

松山市は、2006年度からの新規事業として、道後温泉駅前街区・本館周辺ファサード景観整備事業に着手する。
 同事業は、事業対象範囲のファサード・景観整備を行い、住環境の快適性などを向上させることが目的。整備地区(案)は、道後温泉本館周り、駅前街区、両地区を結ぶ県道沿いを予定している。
 06年度は、同事業の指針となる「まちづくり協定」の策定に取り掛かる。同協定のなかで、ファサード整備のためのカラーコード、素材など事業の方向性を定める。整備対象は民間建築物になるため、市は工事における基本設計を受け持つほか、実施設計と整備工事に対して一定の補助を行う。補助は、各整備対象によって率を分類する方針(7面に表)。実施設計は07年度、整備工事は07、08年度に行う予定。また事前に実施した地元説明会では、整備地区内で8割の整備参加意思を得ている。
 事業初年度は、12月補正予算に884万円を計上。事業3カ年の総事業費は約1億7000万円。(2007/1/5)
建通新聞 - 2007/1/5